「音色のとびら ライブラリーコンサート Vol. 3」開催

2023年度より始まった天文館図書館と音楽学科のコラボ企画「音色のとびら ライブラリーコンサート」は7月4日(火)の公演で、はや3回目を迎えました。

今回は春田智輝さん(管弦打楽器演奏家課程4年)と橋本嵐さん(同3年)によるサックスデュオが、木村弓《世界の約束》や久石譲《Summer》といった日本人作曲家の作品のほか、バロック時代の作品としてJ.M.ルクレール《2つのヴァイオリンのためのソナタ ハ長調》をサックス2本で演奏しました。

集まった聴衆は橋本さんによる楽曲解説を熱心に聞きながら、2本のサックスが織りなす様々な楽曲の色彩豊かな音色を楽しんでいました。中島みゆきの《糸》でコンサートが締めくくられると、大きな拍手とアンコールを求める声が聞かれました。
今回の演奏について春田さんは「当日は大雨の影響もあり様々な不安もあったが、多くのお客様にご来場頂いた。サクソフォンの魅力をさらにお伝えできるよう、これからも演奏・研究に力を注いでいきたい」、橋本さんは「デュオ・アンサンブルは2つの声部しかない中でメロディ・ハーモニー・リズムの全てをやる必要があって、高度な技術が求められるが、互いに信頼を寄せる先輩後輩でのデュオで安心して演奏することができた。場所や季節感に合わせたプログラミングや表現になるように、リハーサルから本番を想定して音のイメージを膨らませていったため、本番でもいい響きの中で音を出すことができた。お客様からの反応も上々で『もっと聴きたい』『次回はいつの開催ですか』等の声も頂けて、大変嬉しく感じた。今後も天文館図書館ならではのプログラムでこの企画を盛り上げていきたい」と今後の抱負を熱く語ってくれました。

伊藤綾学科長(音楽学)は「乳幼児がいると親はなかなか文化的な催しに参加しにくいが、ここでのコンサートは子供の気分に合わせて途中参加・途中退席が気軽にでき、演奏中に子供が立ち歩いたり声を出したりしても気兼ねしなくて済む。実際今回も、自分を含め子連れの聴衆が少なくなかった。このコンサートのこのような特色を、ぜひ多くの市民に知ってもらいたいと思う」と今後への期待を述べていました。