「知覧武家屋敷の市 茶と◯(マル)」に音楽学科学生が出演

5月20日(土)に知覧武家屋敷庭園群で開催された「知覧武家屋敷の市 茶と◯(マル)」より出演依頼をいただき、ユーフォニアム、サクソフォン、声楽の専攻生が演奏を披露しました。

抜けるような青空の下、最初に吉留和海さん(管弦打楽器演奏家課程3年)と園田眞歩さん(同1年)がユーフォニアムデュオによる《ディズニーメドレー》を、その後バリトンの和田創太さん(声楽コース3年)が《日本歌曲メドレー》を、さらに橋本嵐さん(管弦打楽器演奏家課程3年)がアルトサクソフォンで《オリエンタル・ウインド》を演奏しました。最後は平和への祈りを込めて、橋本さんと和田さんが《イマジン》を演奏し、多くの観客に感動を与えていました。

今回の演奏について吉留さんは「聴いてくださる方の反応がより身近に感じられ、とても楽しく成長できる演奏会だった」と振り返ってくれました。また和田さんは「今回のイベントは、特に地元の方々の反応を直接感じとれる場だったため、とても良い勉強になった。今後も色々なところで活動し、より良い歌を届けられるように頑張っていきたい」と演奏後の手応えを感じたようでした。学生を引率し、ピアノ伴奏も担当した馬原裕子准教授(声楽)は「新茶の季節を迎え活気ある知覧での演奏は、屋外ならではのハプニングもあったが、それも学生たちにとってはとても良い経験となったようだ。知覧という土地柄を考えた選曲もあり、想いを込めた演奏は来場されたお客様の心をしっかりととらえていたのではないか。学生たち自らが地域に合ったプログラミングを行うことは大切な学びとなり、音楽が地域を結びつけて行くように思う。こういう活動は今後も続けていきたい」と振り返っていました。知覧商工会議所と企画を進めた伊藤綾学科長(音楽学)は「イベントの趣旨や土地柄に合ったプログラムやMCを学生たちが自ら考えてくれたことをとても頼もしく感じたし、聴衆の皆さんにも生演奏の感動を伝えることができた。このような活動を通して、学生の就業力育成と地域の活性化を図っていきたい」と今後の活動の広がりを期待していました。