FUKUSHIGE MARIさん 「日本アカデミー賞」優秀音楽賞受賞!

「第46回 日本アカデミー賞」(主催:日本アカデミー賞協会)の授賞式が3月10日、グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで開催され、映画『月の満ち欠け』(監督:廣木隆一/松竹)の音楽を担当したFUKUSHIGE MARIさんが優秀音楽賞を受賞しました。FUKUSHIGEさんは、旧・短期大学部音楽科作曲コース(現・国際文化学部音楽学科作曲コース)の卒業生。バンド「ゲスの極み乙女。」では「ちゃんMARI」としてキーボード/シンセサイザー/アレンジを担当し、ソロ活動も精力的に展開しています。

原作は2017年に第157回直木賞を受賞した佐藤正午の同名小説で、監督:廣木隆一、脚本:橋本裕志。主演はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で源頼朝を演じた大泉洋で、有村架純、柴咲コウ、目黒蓮、田中圭、伊藤沙莉らが出演しました。今回が初めての映画劇伴音楽でしたが、その繊細な音楽性と多彩な表現力が高く評価されました。なお、最優秀音楽賞は「すずめの戸締り」のRADWIMPS/陣内一馬が受賞しました。

FUKUSHIGEさんは「まさか頂ける賞とは思っておらず、私自身すごく驚いている。鹿児島の人たちを含め、いろんな方々が喜んでくださっているのを聞いて、こちらも嬉しさが込み上げてきた」と喜びを語ってくれました。指導教官だった久保禎教授(作曲・音楽理論)は「しなやかで自在な音楽創りが映像とマッチしていて、いつまでも心に響いてきた。さらに自分ならではの表現世界を目指して、元気に取り組んでほしい」とエールを贈りました。

FUKUSHIGE MARIさん
FUKUSHIGE MARIさん
©2022「月の満ち欠け」製作委員会
©2022「月の満ち欠け」製作委員会