「2022年度 音楽学科吹奏楽演奏会」開催

「2022年度 音楽学科吹奏楽演奏会」が11月24日(木)、宝山ホール(鹿児島県文化センター)で開催されました。新型コロナウイルス感染状況が気掛かりでしたが、会場には学生、卒業生、保護者、教職員、そして一般の方々が駆けつけてくださり、これまで懸命に取り組んできた成果をお聴き頂くことができました。

前半は松元龍平さん(管弦打楽器演奏家課程4年/テューバ)、春田智輝さん(同4年/サクソフォーン)、中村茉友さん(管弦打楽器課程4年/フルート)による学生指揮が披露されたほか、髙田雅哉さん(管弦打楽器演奏家課程4年/トランペット)と川村美咲さん(作曲コース2年)の新作が初演されました。また、昨年度卒業生の永野美紗さんをソリストに迎えたM. エレピー《テューバ協奏曲》が紹介されました。後半は、R.シュトラウス《13管楽器のためのセレナーデ》、サン=サーンス《バッカナール》、そしてラヴェル《ボレロ》などの名曲が上演されました。

コンサートマスターを務めた小出水晟矢さん(管弦打楽器演奏家課程2年/クラリネット)は「今回の演奏会では、有難いことにコンサートマスターという重要な役割をいただき、自分自身大きく成長することができた。今後もこの貴重な経験をもとに、日々成長していきたい」と感謝の想いを伝えてくれました。中村さんは「無事演奏会を開催出来たことに喜びを感じた。また、指揮を振る貴重な機会を頂き、指揮の面白さや難しさを学んだ。この得難い経験を生かし、これからも日々邁進していきたい」と決意を話し、髙田さんは「自ら作曲した吹奏楽作品が初演されたことを本当に有難く思う。お世話頂いた久保禎教授(作曲)と及川寛繁教授(指揮)をはじめ、演奏をしてくださった学生、先生、エキストラの方々に深く感謝したい」と喜びを語ってくれました。

指揮と指導にあたった及川教授は「前半は学生作曲による吹奏楽作品、吹奏楽課題曲などの学生指揮、協奏曲のソリスト(オーディションで選ばれた2021年度卒業生)と、学生が主体となって吹奏楽のオリジナル曲を演奏した。後半は、管楽アンサンブルとオーケストラ作品の吹奏楽版を上演し、多彩な表現に取り組んでもらった。感染状況を気にしながら当日を迎えたが、感染拡大防止対策を講じた上で無事に終演することができた。これからも感染状況を見極めながら開催することで、学生たちに多くの学習機会を提供したい」と話していました。