音楽学科「2022年度 ピアノ・作曲合同演奏会」開催

音楽学科「2022年度 ピアノ・作曲合同演奏会」が7月10日(日)、かごしま県民交流センター(県民ホール)で開催されました。今年度で2回目となる同演奏会には木場希、栗林大地、東さくら、藤田佳奈恵、溝上優莉、四本美海の皆さん(以上、4年生)ら器楽コース(ピアノ専攻)学生13名が独奏作品を演奏。作曲コースからは川村美咲、丸岡優月の2人(以上、2年生)が自作自演しました。聴衆は在学生やご家族、教職員など関係者に限られた開催となりましたが、これまでの真摯な取り組みを本格的コンサートホールで発揮できる貴重な機会になりました。

最終演目を飾った四本さんは「自分の演奏の改善点も考えながら楽しんで表現できた。学生生活も残りわずかとなったが、最後まで後悔のない生活を送り、4年間共に演奏してきた仲間と過ごす時間を大切にしていきたい」と話してくれました。初めての舞台となった丸岡さんはピアノ独奏曲の《Emotion》と《Pure》を披露。「今回の演奏を通じて、自分の作品が聴衆にどう伝わっているかを知ることができた。褒めて頂いた部分を伸ばしつつ、今後も努力と研究を重ね、更に良い曲創りをしていきたい」と決意を述べてくれました。また、ピアノ独奏とともに学生代表を務めた竹下ひとみさん(ピアノ課程3年)は「昨年12月21日にグループラインを作り、学生主催演奏会の骨組み(期日・場所・演奏時間・実行委員会等)を発表した後は、現3年生を中心に準備してきた。チラシ作成、リハーサル、広報活動、連携方法など、一つひとつが貴重で有意義な体験になった」と振り返ってくれました。

中島一光教授(ピアノ)は「特に3年生の中心メンバー達が、他の学年の学生達に色々な準備を振り分け、協働でひとつの演奏会を仕上げるノウハウを学ぶ良い機会となった。カーテンコール後の写真撮影での、緩みっぱなしの彼らの笑顔を見て、その充実感に喜びが溢れたのではないかと思った」と演奏会の成功を喜んでいました。