谷口まりやさんが世界のひのき舞台でバルバリーナ役を客演

ドイツ・ドレスデンザクセン州立歌劇場《フィガロの結婚》公演

音楽学科声楽コースを2016年3月に卒業した谷口まりやさんが2022年5月、ドレスデンザクセン州立歌劇場ゼンパーオーパーのモーツァルト作曲オペラ《フィガロの結婚》公演でバルバリーナ役を客演しました。6,7月には同歌劇場で開催されるペーテル・エトヴェシュ作曲の現代オペラ《黄金のドラゴン》(2014年初演)の主役に抜擢されるなど、世界のひのき舞台で着実に成長を遂げています。

谷口さんは本学を卒業後、オーストリア国立ザルツブルク・モーツァルテウム大学大学院オペラ科(修士課程)でソプラノ歌手バーバラ・ボニーに師事。大学院修了後、同歌劇場若手研修生としてソロ契約を結び、オペラ歌手としてのスタートを切りました。谷口さんは「コロナ禍による多くの舞台キャンセルなど悔しい思いや辛いこともあったが、本場ドイツで貴重な体験をたくさん積むことができた。鹿児島国際大学でお世話になったことに心から感謝している」と話してくれました。音楽理論やソルフェージュなどを指導した久保禎教授(作曲)は「とにかく失敗を恐れず、前向きに地道な努力を重ねる学生だった。同歌劇場の公式ウェブサイトで大きく紹介されるなど、確実に評価を重ねている。帰国の際には是非、本学で凱旋リサイタルを開催してほしい」と今後のさらなる活躍を楽しみにしています。