久保教授作品が「嶺南国際現代音楽祭(韓国)」で招待演奏

「第23回 嶺南国際現代音樂祭」が11月に韓国・テグで開催され、久保禎・音楽学科教授(作曲・音楽理論)の《5つの風景画》が招待演奏されました。この作品はヴァイオリンとピアノのために作曲されたもので、左手のピアニスト舘野泉さんからの委嘱作品。ヴァイオリニストの千住真理子さんやヤンネ舘野さんがリサイタル等で上演しています。10月には千住さんのリサイタル鹿児島公演でも紹介されました。同音楽祭第2夜「Ensemble ’SORIYUHI’ Concert」(テグ・コンサート・ハウス)にて、新進ピアニストのキム・スンユン(Sung-yun Kim)さんがピアノ独奏版を世界初演。〈山川町利永“琉球人踊”による〉、〈“鹿児島ハンヤ節”による〉、〈“串木野さのさ”による〉の3作品が上演されました。

嶺南作曲家協会会長パク・チャンミン(Chang-min Park)さんから「素晴らしい作品を若手ピアニストが渾身の演奏で見事に初演してくれた。心から感謝とお礼を伝えたい」とのメッセージを添えてチラシ、プログラム、動画などが届いたとのことです。久保教授は「コロナ禍により訪韓はかなわなかったが、郷土・鹿児島の民謡を素材とした音楽作品が海を渡り、現地の演奏家によって初演され、聴衆の皆さんに聴いてもらえたことを大変嬉しく、有難く思う」と喜びを話してくれました。