教員定期演奏会2

大学院博士課程3年の原さん(声楽)、イタリア国立マントヴァ音楽院大学院に留学

本学大学院博士後期課程在籍中の原あいらさんが、イタリア国立マントヴァ音楽院大学院(修士)オペラ科に留学することになりました。

原さんは、伊藤綾准教授のもとでローベルト・シューマンの歌曲集《ミルテの花》の連作性に関する博士論文を執筆すると同時に、ヨーロッパにて一流歌手として活躍されてきた本学のウーヴェ・ハイルマン教授に声楽を師事し、研鑽を積んできました。

今年の6月に声楽のマスタークラス受講のため単身渡伊した際、イタリア国立マントヴァ音楽院のサルヴァトーレ・ラゴネーゼ氏(声楽)より推薦状を得て、10月に同音楽院を受験、合格した原さん。「サルヴァトーレ・ラゴネーゼ氏は、ロイヤル・オペラハウスなどヨーロッパの歌劇場やアメリカのカーネギーホール、また日本の新国立歌劇場にも出演している声楽家。自身の声を評価して頂けたことを嬉しく思う。2年間多くのことを吸収したい」と語っています。

大学院で指導にあたった伊藤綾准教授は「声楽の研鑽を積むのはもちろんのこと、ヨーロッパの歴史や文化を肌で感じ、演奏や楽曲理解に反映できるようになって欲しい」とエールを送っています。