音楽学科と児童学科の教員が出演する今年度の「教員定期演奏会」は5月17日(金)、「カクイックス(かごしま県民)交流センター 県民ホール」で行われました。新型コロナウイルス感染症も落ち着き、多くの催事が通常開催されるようになり、本演奏会にも学生や卒業生、保護者、教職員、地域の方々など多くの聴衆が駆けつけてくださいました。
演目は、ユーフォニアム独奏(ユーフォニアム:竹村由加里、ピアノ:井上美涼)、作品発表(作曲:久保禎、ヴァイオリン:佐藤志織、ピアノ:樋園亮)、ピアノ重奏(1stピアノ:片野田郁子、2ndピアノ:福重真紀)、ソプラノ独唱(ソプラノ:馬原裕子、ピアノ:生野宏美)の4つで、教員たちの日頃の研鑽の成果が存分に発揮されました。
幕開けを飾った竹村先生は「沢山の方々が聴きにきてくださったことに感謝している。今回の演奏でユーフォニアムという楽器の温かさ、豊かさを感じていただけていれば嬉しい。学生達には、これからも前を向いて音楽や自分自身と全力で向き合っていってほしい」とエールを贈りました。2台ピアノによる重奏に出演した片野田先生は「ソロでの演奏よりいっそう、自然な音楽の流れ、息づかい、バランス、ポリフォニーなどの重要性を再認識した。若い世代に、アンサンブルの楽しさや勉強することの大切さを伝えることが出来たら嬉しい」と振り返りました。
本学主催演奏会を毎回楽しみにされている小林潤司学長は「コンサートの趣旨にふさわしく、演奏家の技量をじっくりと味わえる曲目が並んだ。久保教授が舘野泉、ヤンネ舘野、千住真理子各氏に当てて作曲した《5つの風景画》の全曲通し演奏は今回が鹿児島での初演と聞く。当夜の聴衆のみなさんと一緒に貴重な機会に立ち会えたことを心からうれしく思う」と話していました。
開催・運営にあたっては、学園関係者はもとより、学生スタッフの献身的な協力を頂きました。ご支援・ご助力くださった皆様方に心から感謝とお礼を申し上げます。