「宮崎学園合唱部 春のコンサート」音楽学科学生がゲスト出演

3月24日、音楽学科の学生が「宮崎学園合唱部 春のコンサート」にゲスト出演しました。出演したのは、島中輝士風さん(声楽コース4年・テノール)、道添さおりさん(大学院2年・アルト)、黒瀬織音さん(大学院研究生修了・ヴァイオリン)とピアノ伴奏の生野宏美さんの4人。宮崎学園出身の島中さんが学部卒業を記念して、母校で大学4年間の学びの成果を披露したいと働きかけ、今回のゲスト出演が実現しました。

演奏曲は全部で3曲。まず島中さんがトスティの歌曲《最後の歌》で華やかなソロを聴かせた後、ブラームスの歌曲《現象》を道添さんと島中さんのデュエットでしっとりと歌い上げました。最後に演奏した《いのちの歌》ではヴァイオリンの黒瀬さんも加わり、それぞれの思いを歌詞に込めて歌いました。また、プログラム前半最後には《花は咲く》を合唱部の生徒と一緒に合唱しました。

会場となった宮崎学園内にあるホールには、大雨の中400人ほどの観客がつめかけ、学生たちの歌声を堪能しました。観客の中には涙を流して聴く人も見られ、演奏した学生は音楽が人の心を揺さぶる力を改めて実感していました。

島中さんは「今回母校で演奏させてもらい、とても嬉しかった。お世話になった先生方や友人たちも駆け付けてくれ、演奏後には僕の成長を涙して喜んでくださった方もいらっしゃった。改めて大学4年間頑張って本当に良かったと思った。これから大学院でさらに精進していきたい」と手応えを述べてくれました。また、指導・引率を行なった声楽コース主任の馬原裕子准教授(ソプラノ)は「学生が母校に帰って成長した姿を見せることは、ある意味とても勇気のいることだが、お世話になった方々へ感謝を伝えることができる貴重な機会でもある。こういった機会を今後も大切にしていって欲しい」と語っていました。