「令和5年度 音楽学科FD公開研究会」が3月14日、オンライン会議形式で開催されました。
前半では中島一光教授(ピアノ)が「音楽学科におけるオンライン授業の展望と課題」をテーマにパワーポイント資料を活用しながら情報提供し、引き続き教員相互の意見交換を行う形で進められました。中島教授は2022年に国際文化学部論集へ研究ノート「オンラインでの音楽実技指導における実験的試みと今後の展望」を寄稿。公開研究会ではさらに詳細な活動実績や今後の課題などを報告しました。
参加の先生からは、学生所有端末や学内LAN整備の問題、通信上の課題や改善点、オンライン実技授業の到達点と今後の展望など多くの意見や提言、質問がだされ、活発な議論がなされました。
研究会担当の久保禎教授(作曲・理論)は「昨年度策定された本学『オンライン授業の実施に関するガイドライン』では『実技・実習に関しては、科目の特性上、(略)可能な限り対面で実施することを推奨します』となっているものの、感染症、自然災害、遠隔地、諸外国との交流などへ対応するために、オンライン授業の可能性を引き続き検討していく必要がある。オンラインによる実技指導の在り方をそれぞれが考える貴重な機会になった」と話していました。