10月14日(土)に高齢者福祉センター谷山で開催された「ふれあいミニコンサート」で音楽学科の学生11人が演奏を披露しました。このコンサートは毎年この時期に開催され好評を得ています。今回は、サクソフォントリオ、ピアノソロ、バリトンソロ、金管五重奏による演奏で、クラッシックのみならず、ポップス、ジャズ、日本歌曲など、ヴァリエーション豊かなプログラムで聴衆を魅了しました。会場に用意された80席は満席で、文化的な催しを親しみたいという地域の方々の熱意を感じることができました。
観客からは「生の演奏や生の独唱にふれる機会がないので、贅沢な時間を過ごせました」「学生の方達のみずみずしい演奏を聴くことができ、とても楽しかった」「若い人たちとふれあい、60歳若返った。ありがとう」など、たくさんの喜びと感謝の声を頂きました。
今回学生リーダーを務めた橋本嵐さん(管弦打楽器演奏家課程3年・サクソフォン)は「管楽器によるアンサンブル・声楽・ピアノと、私たちが普段取り組んでいるそれぞれの分野での良さを存分にお見せできた演奏会だったのではないかと考える。お客様の反応も良く、一年に一回ではなく季節ごとに開催して欲しい・演奏を聞いて若返った等、演者としても非常に嬉しい感想を頂戴することの出来た実りある演奏会であった。来年以降もこういった外部演奏での繋がりを大事にしていきたい」と演奏後の手応えを感じていました。また、今回アウトリーチに初めて参加した福原モネさん(ピアノ演奏家課程2年)は「今回が初めての慰問演奏会出演で、終演後お客さまから直接お声掛け頂いたことも初めてのことで、何よりも幸せだった。貴重な経験をさせて頂いた方々へ感謝したい」と実りの多さを報告してくれました。
伊藤綾学科長(音楽学)は「このコンサートは毎年沢山の方々が楽しみにしてくれている。聴衆の皆さんが手拍子をしたり、一緒に歌ってくださる様子をダイレクトに見聞きできることは、学生にとっても大きな励みになっている。今後もこのような活動を通して音楽の素晴らしさと大切さを地域の方々と共有していきたい」とアウトリーチの重要性を再認識していました。