音楽学科では2023年度より、地域と連携した「音楽によるまちづくり」に本格的に取り組んでいます。その一環として、4月2日(日)にセンテラス天文館1階広場で開催された「センテラス1st Anniversary」で、金管五重奏と声楽のアンサンブルを披露しました。
山元晃樹さん(管弦打楽器演奏家課程2年・トランペット)、鈴木大翔さん(同4年・トランペット)、吉川虹二さん(同3年・ホルン)、岡留拓斗さん(同4年・トロンボーン)、田中友也さん(同4年・テューバ)で構成する金管五重奏のファンファーレで始まり、ジャズ作品の《モーニン》や、島中輝士風さん(声楽コース4年・テノール)と和田創太さん(声楽コース3年・バリトン)も加わっての《いのちの歌》や《カルメンメドレー》を披露しました。会場の聴衆は、聞き馴染みのある曲を生演奏で聴くことができたことをとても喜んでおり、時おり手拍子で参加する様子も見られました。
今回の演奏について田中さんは「中心街にある大きな施設での演奏を多くのお客様に聞いていただけて、とても嬉しかった。残り1年の学生生活の中で、演奏活動をより積極的に行い、沢山のことを学び、立派な音楽家となれるよう成長していきたい」と喜びと今後の抱負を語ってくれました。また、島中さんは「今回の経験は、僕たちの中でとても大きな学びになった。一緒に歌を口ずさみながら聴いてくださるお客様もいらっしゃり、僕たちの音楽を楽しんでくださっているのを肌で感じることが出来て幸せな気持ちになった。今後も様々な演奏会を積極的に行って行きたい」と感想を述べてくれました。学生を引率した馬原裕子准教授(声楽)は「まだ音楽が終わらないにも関わらず、聴きに来てくださったお客様から感動のあまりに自然と拍手が出た時、これが音楽の素晴らしさだと痛感した。学生たちもそういった感動を味わえた、良い経験だったのではないか」と振り返っていました。また伊藤綾学科長(音楽学)は「たまたま通りかかった人々が足を止め、手拍子で一緒に音楽を楽しんでいる様子を嬉しく思った。この活動を通して、地域の人々に音楽をもっと身近な存在として感じてほしい」と活動の今後の広がりを期待していました。