「2021年度 音楽学科卒業演奏会」が3月11日(金)、かごしま県民交流センター県民ホールで開催され、各コース・課程から推薦された13人が4年間の研鑽の成果を披露しました。
コロナ禍が引き続く中、直前まで開催が危ぶまれましたが、感染症対策をしっかりと講じた上で観客を入れて無事、終演することができました。この学年の学生たちは2年間、新型コロナウィルスとともに学んできました。不安や心配、不便や苦悩も多かったことでしょうが、精神的に強くたくましくなったことを痛感します。特に表現することの喜びや大切さが演奏から伝わってきました。
日髙光さん(声楽コース4年)は「4年間、先生方に支えられ、貴重な舞台経験ができた。未熟さは拭えないが、これを糧に精進し、私の音楽人生を進んでいきたい」と話しています。また、堂森洋輝さん(管弦打楽器演奏家課程4年/サクソフォーン)は「表現したいことを少しでも伝えられる演奏が出来た。これまで支えてくださった方々に感謝し、今後の音楽活動にこの4年間の経験を活かしていきたい」と抱負を語ってくれました。
中島一光音楽学科長は「大変充実したプログラムと共に、素晴らしい音楽の響演を聴かせてくれた。ご尽力くださった皆様、4年間の学業をしっかり支えてくださった皆様に心からお礼を申し上げたい」と感謝していました。