森園歩さん(音楽学科作曲コース4年)への委嘱作品を披露 曽於市立財部小学校創立150周年記念歌「たからの子」

 令和2年度に創立150周年を迎えた曽於市立財部小学校では、記念事業の一環として記念歌「たからの子」が制作され、2月13日に行われた同校の創立150周年記念式典(於・財部きらめきセンター)にて在校生たちにより披露されました。作曲を委嘱されたのは音楽学科作曲コース4年の森園歩さん(松陽高等学校卒業)。作曲のほか、金管バンド伴奏用編曲、ピアノ演奏、音源制作、合唱・演奏指導など、発表に向けて全面的に協力しました。森園さんは同小学校出身で、これまでにも曽於市夢実現テーマソング「走れ未来への道」や松陽高等学校音楽科卒業演奏会のために作詞・作曲した「思い出はそこに」などを手掛けたほか、南日本音楽コンクール作曲部門では2年連続の入選を果たしています。なお、作詞は公募で行われ、井手上刀秀さんの作品が選ばれました。

 森園さんは「母校創立150周年記念の節目にこのような形で携わることができ、大変光栄に思う。子どもたちの成長と明るい未来を願って前向きな作品に仕上げたが、練習やリハーサル、お披露目会を通じて『この曲を歌うことが大好き』という感想をたくさん頂けて、心から嬉しく思った」と話してくれました。指導教官の久保禎教授(作曲・理論)は「今の時代を切り抜くポピュラリティと正統な技巧や鮮やかな表現が軽やかにマッチした見事な作品。しなやかな感性あふれる仕上がりになっていて、子どもたちが心から喜んで歌う姿が目に浮かぶ」と絶賛していました。