「久保園 舞佳・岡 友一 デュオリサイタル」開催

 大学院国際文化研究科博士前期課程(修士課程)の修士論文審査及び最終試験に合格し、同課程を修了した久保園舞佳さん(鹿屋高等学校/鹿児島大学教育学部音楽科出身)と、岡友一さん(岡山県立倉敷青陵高等学校/鹿児島国際大学国際文化学部音楽学科出身)のデュオリサイタルが3月9日(火)、「サンエールかごしま」で開催され、これまでの研究成果が見事に歌い上げられました。

 カウンターテノールの岡さんは「ダ・カーポ部分における歌唱声部の変奏についてーG.F.ヘンデルのオペラ《アタランタ》(HWV35)を例としてー」(論文指導:伊藤綾准教授)、メゾソプラノの久保園さんは「ブラームス作曲《こどものための民謡集》に関する考察』」(同:久保禎教授)の研究を進めつつ、ウーヴェ・ハイルマン教授のワークショップ(実技指導)を受講してきました。当日はそれぞれ1時間ほどのリサイタルになりましたが、技術研鑽と楽曲研究に基づいた確かな技巧と豊かな表現の数々が披露されました。指導に当たったハイルマン教授は「修士論文と声楽実技の両立は大変だったろうが、熱心な取り組みによる素晴らしい演奏だった。これからも夢に向かってますます頑張ってほしい」とエールを送りました。

 当日は新型コロナウィルス感染症拡大防止対策を入念に行った上での開催になりました。ご理解・ご協力くださった皆様に心から感謝申し上げます。