音楽学科作曲コースの学生、ならびに「演習Ⅰ」（作曲ゼミ）の受講生によって作曲された作品を試演する演奏会が8月5日に開催されました。この演奏会は、前期に作曲した作品を音出ししてみる恒例の企画ですが、2020、21年度はコロナ禍により中止。後期に行われる「作品演奏会」も20年度は音楽学科学生のみに向けたインスタライブ配信、21年度はZOOM会議システムによるオンライン開催になりました。今年度はコロナ感染症対策を充分に踏まえながら、有観客にて「ライブ演奏の部」と「映像音源出力の部」の2部構成で実施。在学生や卒業生、教職員、外部の方々も聴いてくださる中、貴重な体験を得ることができました。
2台ピアノのための作品を作曲した濵田祐佳さん（ユーフォニアム3年）は「曲を作ることは私にとって初めての経験だった。ゼミ生の4人は同じコード進行で作曲を始めたが、それぞれ全く違う雰囲気の個性を感じられる点が興味深く、創作の醍醐味の一つではないかと思った。後期からの曲作りが非常に楽しみ」と話し、吹奏楽作品を音源出力発表した川村美咲さん（作曲コース2年）は「作品発表が主体となる演奏会は大学生活において初めての体験だった。様々な種類や傾向の作品に触れることができ、とても新鮮で有意義な時間になった」と振り返っていました。
指導にあたった久保禎教授（作曲・理論）は「コロナ感染状況が再び厳しさを増す中、いろんなことに配慮しながら協力し合い、誠実に取り組んでくれた。今回の成果と課題を踏まえながら、後期はさらに自分自身の理想に向かって精進してほしい」と期待していました。
＜作曲コース＞
佐藤良志乃（作曲コース4年）、川村美咲・丸岡優月（同2年）
＜演習（作曲ゼミ）＞
髙田雅哉（トランペット4年）、竹下ひとみ（ピアノ3年）、田中友也（テューバ3年）、濵田祐佳・山口りん花（以上、ユーフォニアム3年）
＜助演＞
ピアノ：島中輝士風（声楽3年）、桑鶴涼花（ユーフォニアム２年）
クラリネット：原田輝（クラリネット３年）
