音楽学科「2021年度 ピアノ・作曲合同演奏会」開催

音楽学科「2021年度 ピアノ・作曲合同演奏会」が12月12日(日)、宝山ホール(鹿児島県文化センター)で開催されました。この名称での演奏会は初めてで、池田桃花さん、園田七海さん、田中亜実さん(以上、4年生)ら器楽コース(ピアノ専攻)学生14名が独奏作品を演奏。作曲コースからは森園歩さん(4年)と佐藤良志乃さん(3年)が自ら作曲したピアノ独奏作品を自作自演しました。聴衆は在学生やご家族、教職員など関係者に限られた開催となりましたが、本格的コンサートホールで演奏する貴重な機会を得ることができ、今後の大きな糧になったようです。

池田さんは「4年間を通して沢山のことを学んできたが、それらを自身の演奏に活かすことができた。このことをしっかりと実感できた演奏会となった」と話してくれました。ピアノ独奏曲《煌》を自作自演した森園さんは「今回の演奏会では自分の演奏表現がより一層磨かれたと思う。しかし、まだまだ未熟な部分もあるため、今後も精進していきたい」と決意を述べてくれました。また、ピアノ独奏とともにスタッフリーダーを務めた木場希さん(ピアノ専攻3年)は「無事に演奏会を開催することができ、大変嬉しく思う。コロナ収束の見通しが立たない状況ではあるが、今後も皆で力を合わせ、音楽を届けられるようにしたい」と振り返ってくれました。

音楽学科長の中島一光教授(ピアノ)は「企画立案、運営分担、演奏者毎の椅子交換など、コロナ禍における演奏会開催のためのフィールドワークもしっかりできたのではと思う。様々なホールのピアノに触れ、舞台の回数を多く経験し、卒業してからもしっかり音楽を奏でる力を育んでもらいたい」と激励しました。

園田さん、田中さんからもコメントが寄せられています。

◇園田七海さん
今回の演奏会は少し緊張したが、自分らしい演奏を楽しむことができた。学生としてステージに立つ機会も残りわずかとなり寂しいが、悔いのないようにこれからも日々努力していきたい。

◇田中亜実さん
今回は同じ専攻の仲間と演奏できる最後の機会であり、自分の力を出し切ることができた良い演奏会だった。この4年間で得た経験を今後とも活かしながら、音楽を続けていきたい。